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act.34 2004/6/5
レイ&亜美

今回の話はこの場面につきますね。予告でもでた場面ですが、立場も親との関係も全く違う二人が、 同じように悩んで同じように親と距離をとることをを必要としている…というところ。 家出(?)、というやり方が最上の方法だったかどうかはさておき、親と子がそれぞれ一個人として 関係を再構築していくには、どこかで適切な距離をとりながらきちんと会話していく過程が必要なんだな〜と 考えさせられるお話でした。この場面、たまたまコスプレパーティの果て…という形になってますが、 これが普通の子だと、お互いに自分の親の悪口を言ったり、相手の親のいいところを指摘したり、 そんな感じで自分の状況を再認識していくことになると思うんですよね。でも、それだと説教臭い展開になっちゃうから、 セーラームーンの世界ではこれでオッケー!(笑)コスプレも、オシャレなファッションか着ぐるみまで 幅広くて可愛かったですvv ホント変身携帯って便利。
ちなみに、親の方でも子供との関係を回想してるんですが、亜美ちゃんのお母さんが回想する天使の羽をつけた 小さい亜美ちゃんと、さんざん遊んでばらまかれたクッションの羽毛とがうまくシンクロしてたのには演出の 妙を感じました。
更に余談ですが、またしても出てきたメリーゴーランド。そういえばダークマーキュリーの時も乗ってましたね。 もともとお気に入りの場所だったのか…

ここに来てようやく気がついたんですが、う〜んいつの間にか夏服になってたんですね。あれ?普通6月からだから 今回初のお目見えでよかったのかな?何しろスケッチしてなかったので記憶が曖昧です。
この夏服、何が可愛いって後ろの襟のラインですvv セーラーであんな丸襟ってびっくりしたけど、 すごく可愛い!満足満足vv
場面としてもほのぼのな場面でした。でかけるお母さんを見送る亜美ちゃん。転校したくない、という意思表示で はじめてお母さんの望む道とは違う決断をした亜美ちゃんでしたが、お母さんを尊敬する気持ちは変わらない。 親ときちんとした関係を築くことと、言いなりになることはまったく別物。それは、レイちゃんが反発していたお父さんに 素直に向き合う努力を始めたこととある意味同じなんでしょうね。親との関係において、必要以上に従順な 亜美ちゃんと、必要以上に反発するレイちゃん。Act.33、34の2話の狙いが二人を対比することでよくわかります。
夏服亜美

その他いろいろ。
レイちゃんの方の経緯も見ごたえありました。お母さんの死に目に立ち会えなかったことに「仕事」という以外 言い訳しないお父さんもよかったし、そのお父さんが、仕事の為にレイちゃんとのつながりを利用しようとしてたのではなく、 仕事を言い訳にしてでもレイちゃんとの絆をとどめたいと考えていた…というシチュエーションもよかったです。 結局、お父さんも家族のために仕事してるわけだし、仕事してたら家族とのふれあいを犠牲にせざるをえない状況も出てきてしまうし、 でもそれをレイちゃんに伝えることもできない不器用さが、古いタイプのお父さんっぽくて、何だか可愛かった…。思えば、 以前(Act.8)お父さんは完全な悪役としてのイメージで出てたのでそのフォローもあったのでしょう。
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