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act.49 2004/9/25

最終回…なんですが、本放送一回みたところで腱鞘炎の療養生活にはいってしまいました(汗) そのうち絵入りでアップできればいいんですが…。ちょっと気力が持たないかな(がくり)

■まずはその一。前半一番の見どころ(私的に)は、クインベリルさまが術を解いたにも関わらず、変わらない忠誠を見せたジェダイトでしょうか。 うっそ〜!?ベリル×ジェダ?…というか、どちらかというとワンちゃんに近いなつきようで可愛かったです。でも、むしろこの場面は、 ベリルさまの「女王様あそびは終わりだ。」という自嘲気味のセリフがかなりかっこよかったです。自覚はあったのね…。

■その二。メタリアを取り込んだエンディミオンが死んでしまったことで目覚めるプリンセスセレニティ。ダークキングダムの最奥で 星を滅ぼす力を発動させるべく、進んでいく…その行く手を阻止するために、マーキュリー、マーズ、ジュピターが新たな武器を手に 追っていくのですが、この時の、マーキュリー=長剣、マーズ=短剣二刀流(ヴィーナスの力も合わせているため)、ジュピター=長槍、 という配し方が結構ツボでした。プリンセスを追う3人の葛藤(セーラームーンを攻撃することなんてできない、でも誰よりも うさぎちゃん自身が地球を滅ぼすことを避けたがっていたのだからそれを果たすべき…)も健気でしたしね…
ただ、3人の行く手を阻む妖魔、いつもの黒いのではなく新しいデザインでしたが、どう見ても「月影のナイトさま(byアニメ セーラームーンR)」だったんですが…こんなこと思ったの私だけでしょうか??

■その三。滅ぶ世界。砂漠と化した滅びた大地の上で、エンディミオンと再開するセレニティ。銀水晶の力で再び世界を蘇らせ、 それをもって前世の呪縛を解こうとします。納得いかないのは、一度滅んだ世界がよみがえったというよりも、滅ぶ前に時間を巻き戻した みたいな状態なところ?いや、そうでないとめでたしめでたしにならないんですが、それなら素直に「時間を戻した」という形にしてほしかった 気が…。その後、レイ、亜美、まこと、美奈子(!!)が、おそらく全てが始まる前の状態に戻ったあたりなんか、まるきり「アニメ セーラームーンR」でした…。いやそれはそれでいいんですが、美奈子の死?って一体なんだったんだろう…レイとの確執の関係で それなりにはわかりますが、ほったらかされた伏線という気がしてひっかかります…

■その四。エンディミオンの前に現われ、今後の忠誠を誓う四天王の幻影。彼等はエンディミオンに、絵の中に封じられていた エンディミオンの命を解放します。
四天王ヨイショの私としては、これはこれでとっても嬉しかったですが、 素直に感動的なのはゾイとクンだけですよね…。 正直、ジェダイトがベリルへの変わらぬ忠誠心を誓った15分後にこれをやられても今イチ説得力にかけます。ネフライトはどうしたんだ という疑問もあるし。ここだけ原作から移植してきたような、不自然な印象が拭えません。
このシーンそのものは私自身待ち望んでただけに、こういう半端な流れで出てきちゃったのがすごく残念です…とほほ。

■総括です。

実写版セーラームーンは新しいセーラームーンの世界を見せてくれましたし、原作をベースにした設定で、 なおかつアニメ、原作で共に影の薄い四天王とエンディミオン王子をしっかり描いてくれた点は、本当に嬉しいシリーズでした。 キャストもイメージぴったりで。画面も美しくて、毎週本当に楽しみでした。もうこれは声を大にして「ありがとう!」 と叫びたいですvv
一方、残念だったのは、設定を活かし切れてない部分もあったな…というところ。あるいは未消化な 伏線がかなりあったところ。一番は美奈子の死です。あえてはっきり描かない手法だったとしても、じゃあ初めから美奈子を不治の病に する意図ってどこにあったんだ…って感じ。視聴者としては、「美奈子ちゃん結局どうなったの?死んじゃったの?でもホントは生きてて、 最後の戦いには出てくるんじゃないの?」と宙ぶらりんな気持ちでいたところへ、急に「全てが終わってめでたしめでたしな世界」の 美奈子が出てきて、結局なんだったの?みたいな心情です。
他にもネフライト。彼が他の四天王と違って、あれだけしっかり殺されたにも 関わらず人間として生き返ったのはなんの伏線だったんでしょう。人間ネフライトは亜美ちゃんへのちょっとひねくれた好意?がとっても かわいらしかったのですが、それも「えっ?これで終わり?(汗)」って感じです。期待してただけに…(涙)
個人的には、これだけ四天王を描いてくれたにも関わらず、原作の裏設定でもある「四天王と四戦士カップリング」がまったく描かれてないのは 本当にがっかりでした。いや、飽くまでも勝手な期待だったので仕方ないんですが、「実写版ならやってくれるかも!?」みたいな 期待感が高まってただけに痛かった…正直、この結末を知って、感想を続ける気力が大分削げました。いや、それは言い訳でした。 すみません…(汗)
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