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第90回選手権記念大会 いろいろまとめ

もう書くまでもないかな〜と思ったりもしたのですが、とりあえず私なりに個人的な感想のまとめを。
う〜ん…2、3回戦くらいから面白くなってきた流れでこの後尻上がりに盛り上がるか…と思っていたんですが、逆にベスト8あたりからイマイチな雰囲気になってきて、最後は…う〜ん。
ベスト8でドキドキハラハラだったのは、浦添商vs慶応くらいだったかな…
どうしましょう。私のようなロースコア接戦マニアには残念な大会になってしまいました…(orz)低反発球は今年も続行らしいからすごく期待していたのに…ホームランもなかなか打てないからこそすごいと思うんですけどね。

とりあえず、今回の結果はこちら。(asahi.com 第90回選手権記念大会 試合日程と結果)

パワー溢れる打者がカコーンカコーンとスタンドにホームランするのが大好き!という人にはそれなりに楽しめる大会だったのかもしれませんが、それでも大差のつく試合やらワンサイドゲームって、ちょっと微妙な感じかも。ごひいきのチームが勝てば嬉しいだろうけど、それと試合そのものが見応えがあって楽しいのとはまたちょっと違う気がします。

今年の決勝戦なんか、満塁ホームランがいきなり1回表で飛び出しちゃって…「ナニコレ?」って感じでした。
いや、私は大阪桐蔭を応援していたので、先取点は嬉しかったんですが、これがシナリオなら即ボツレベルですよね。1回表でそれをやっちゃったら、それ以上の展開なんてないんですから(それ以上の展開をあえて考えるなら、今度は相手の常葉菊川が逆転満塁ホームランのケースくらいかな…)。
昨年の決勝戦で、「決勝戦での満塁ホームランは史上二度目!」とか言って盛り上がってたのに、三度目の今年はあまりにもあっさり過ぎてがっかりです。せめて、8回か9回にしてほしかったよ…(orz)
常葉菊川…も。せっかくなみいる強豪校を下して決勝進出したんだから、もう少し頑張って欲しかったです。
エースの戸狩くんが故障でベストピッチングでなかった、というのはこの際仕方ないよね、と思うにしても、打線のつながりの悪さはまるで別のチームを見ているようでした…まあこれは大阪桐蔭の完投投手の福島くんを評価すべきなのかもしれませんが、決勝戦まではそれなりに失点もしてる投手だったんですよね…
後のインタビュー等みていると、どうも大阪桐蔭は少し前の練習試合で常葉菊川に勝った時の経験から、常葉菊川打線の弱点をある程度把握していたようですから、やはり相手が悪かった、ということなのでしょうか。

でも、それでも納得いかないのは守備です。
常葉菊川は、打線の派手さが目立つ割に、走塁も守備もバントも実は結構固いのが魅力だと思っていたんですが、守備も桐陰打線に押されてか今ひとつだったような…
いや、セカンドの町田くんはやはりすごかったですよ!でも、一方ファーストの子は私が見ただけで2回くらい送球を捕球し損ねてましたし(送球した方のエラーなんですかね…)、どうも決勝戦の意気込みに選手間で温度差があるような気がしました。
気合いで投げ込む二番手投手野島くんや満身創痍の戸狩くんは、思わず応援したくなりましたけど…

それでも最後、救いだったのは、ラストバッターになったエースの戸狩くん(ラストバッターがエース対エースの対決ってこれで3年続きましたね〜)が、ゴロを打って、まあ多分アウトなのはすぐわかったと思うんだけど、ファーストにヘッドスライディングして終わったことです。
ファーストへのヘッドスライディングは、昨年の決勝戦で佐賀北セカンドだった田中くん(この夏の主将)がやって左手?の靭帯を損傷する怪我をしたこともあって、危険と言えば危険なんですが、それでも最後まで試合を捨てない姿勢の現れのようで、昨年、一昨年の空振りで終わる試合よりも、スマートではなかったけれどひたむきな印象を残した気がします。

ここまでいろいろ書きましたが、今大会、大阪桐蔭がずば抜けて強かったことだけは間違いなかったと思います。ただ、この強さが印象深いものとして記憶に残るには、やはり同じくらい強いライバル校が必要なんですよね…常葉菊川も決して弱いところではなかったわけですが、投手の故障、打線の相性というあたりで、たまたま大阪桐蔭との組み合わせが鬼門だったのかもしれません。
これは結局、両方のチームにとってマイナスだったのかもしれないなと思ったりもします。
まあこういう決勝戦もあるのが高校野球。筋書きがないからこそのドラマの一つなんですけれども。


さて、ここまで決勝戦についてちょっと(?)ぐちぐちと語ってきた訳ですが、全体的に心持ちホームランが多すぎたのと、守備に昨夏では見られなかったようなミスが目立ったのが残念でした。
大会途中、雨で試合中断の時に、昨年89回大会のファインプレー集が流れたことがあったのですが(ABC)、それを見ていたら、ホント昨年はすごかった…と思いました。
確かに、今年は浜風がすごかったみたいで、守備には受難の大会でしたが、それでも最後まで追いかけて欲しいし、中継も着実にやってほしいです…

そんな中で、今大会強烈な印象を残したファインプレーは、準決勝での浦添商vs常葉菊川戦、6回表浦添商の攻撃で、1死満塁の好機にエース伊波くんが2塁方向へ痛打したライナーを、常葉菊川セカンドの町田くんがダイビングキャッチで好補、倒れこんで目の前のセカンドベースタッチで2塁ランナーも刺し、一瞬のうちに一人でダブルプレー完成、というものでした。
これはこの試合、浦添商の最大のチャンスの瞬間で、しかも伊波くんのあたりも普通なら「抜けた!」と思ういいあたりだったこともあって、あわや2点追加というシーンを一瞬のうちに封じた、正しくファインプレーだったと思いました。

これ以外だと、慶応だったか横浜だったかが、セカンド捕球してグラブトス→ショートが2塁ベースカバーで1死をとり、そのまま1塁送球→ダブルプレー完成、という連携技をやっていましたが、あれは昨年、帝京がもっと滑らかで完成されたものをやってますからね…それに比べたらちょっとぎこちなかった感がありました。それでもすごいことですけど。
どこだったか忘れてしまったのですが、同じプレーをやろうとして、セカンドグラブトスがカバーに入ったショートの遥か頭上を越えてしまって、結局失敗したケースもあったんですよ。あれを見たときは、「うわ〜やりたい事はわかるけど残念だったね〜」と思わず同情してしまいました…


終わってみると、私好みのベストマッチはやっぱり宮崎商vs鹿児島実だった…なあ。

あ、あと、スポーツナビの方ではこんなコラムが掲載されていました。

球児への提言――基本を怠らず全力プレーを:タジケンの高校野球観戦記 Vol.18

取材中(試合後の23分ほど)、取材ルーム内で携帯をいじっている選手がいたとか、判定に不服なジェスチャーをとる選手が目につくとか、ピッチャーフライを打つとどうせアウトだからと1塁に走ろうとしないケースがあったとか…
あまりぐちゃぐちゃ言いたくない所ですけど、確かに、そういう気持ち的な部分は、結局一番苦しい時に悪い結果として跳ね返ってきてしまうんですよね。
今年、全体的にどうも粘りがない…と感じたのも、もしかしたらそういう基本的な部分、気持ち的な部分が現れてしまった結果かもしれません。
判定もね…「ええっ何ソレ!」と思う気持ちもわからなくはないけれど、それを態度や表情に出したり、ましてや判定が出たあとになってアピールしたりしたところで、判定が覆らないだけでなく、メンタル面で本人自身がかなり影響受けてしまう部分があると思うんですよね。…その後のプレーが自滅的になってしまったりとか。
昨年も今年も、ちらっとそういう試合がありました。
プロと違って、高校生は判定にぐちゃぐちゃ言い出してしまったら、それを跳ね返すようなプレーよりも自滅的なミスの方に繋がりがちな気がしますから、やはり微妙な判定にも心を動かされる事なく、平常心でプレーを続けることができるだけの冷静さを培う方が先決だと思います。

せっかくだから、最後は今大会の注目キャラを列挙して終わろう!…と思っていたんですが、この記事も大分長くなってしまったので、とりあえずこの辺で…
気が向いたら、もう一本キャラ(選手)中心のミーハー記事を書く…かもしれません(^_^;)テンション的にちょっと自信ないですけど…



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