■銀月館MENU[ TOP | DIARY | aboutThisSite | Circle Information | SailorMoon | GALLERY | COLUMN | LINK ]

銀月館DIARY

■「銀月館」関係の連絡・告知、及び管理人ゆうづきの日々の雑感等■

2回戦〜ベスト8まで

前の記事で、延長戦になるような面白い接戦の試合がない…とぼやいていたら、その直後に続けて見応えある延長戦が!
特に今大会初の延長戦、鹿児島実業vs宮崎商(8月10日第一試合、2回戦)は本当に見応えありました。競って競って、延長12回表、いきなり3点もぎ取って勝った鹿児島もお見事なら、鹿実打線にガンガン打ち込まれながらも踏ん張った赤川くんもお見事でした。


■○鹿児島実(鹿児島)4 ― 1 宮崎商(宮崎)●

この試合、私好みのロースコアの接戦で、しかも双方の守備も鉄壁。双方ノーエラーのしまった試合でした。奪三振は双方11ずつ。
宮崎商は四死球数も少なく、2つを与えたのみだったのですが(鹿実は9)、鹿実は割とどんどん当てにきてた感じでした。それを踏ん張って封じてきたのが、最後に押し切られた感じ…というか。
それでも、今のところこのゲームは私の中で今大会ベスト!と思ってます(^-^)v



■●清峰(長崎)4 ― 5 東邦(西愛知)○


とりあえず私は九州勢ひいきなので(…)、今年は鹿児島実、清峰、浦添商になみなみならぬ期待をしていたのですが、残念ながらベスト8まで残ったのは浦添商のみとなってしまいました。
清峰は、2005年だったか、新鋭ながら既に選抜優勝を果たして強豪となった済美を2回戦で下したあたりで、九州で次に全国制覇するのは長崎、清峰だろうと思っていたくらい入れ込んでました。
2006年には選抜準優勝。しかしながら、2006年夏は2回戦で福井商に惜敗します。
一年おいて今年もまた2回戦で東邦に惜敗。一点取られては取り返す、でもどうにも勝ち越せないまま、また一点取られ…という心臓に悪い展開でした。でも、今年も強さを感じさせるチームで、まだまだこれからも期待できると思いました!
長崎は、2007年長崎日大もベスト4。全国制覇はもう間近だと思うんですが…がんばれ〜!


■○常葉菊川(静岡)11 ― 9 倉敷商(岡山)●

私が九州勢以外で注目していたのは、佐賀に完封勝利した倉敷商でした。
とにかく守備が堅く、また投手がクールで動じない。ヒットは打たせても、流れを断ち切り、ホームは踏ませない。そんなところがとっても好みなチームで、うまくいけば台風の目になるか…!?と期待していたのですが、やはり常葉菊川は強かった…
初回、倉敷商は理想的な攻撃を見せ、いきなり5点を先制。3回にも1点を加え、ここで常葉菊川は先発荻原くんから野島くんへ継投します。ここまでで6-0。いくら常葉菊川でも、ここまで押さえられている以上、ここから6点を跳ね返すのは無理じゃないか…
等と考えていたところ、なんと5回裏、いきなり打線が爆発、本塁打を含む打者一巡の攻撃で、一挙7得点。昨年、日南学園戦で、3点を追う劣勢から逆転勝利への原動力となった伊藤くんは今年4番を任され、この場面できっちりスリーランホームランを放っています。ホントに勝負強いというか…
倉敷商も何とか1点返して同点に戻しますが、その後さらに常葉菊川は4得点。最終回に、倉敷商は2点を返して2点差まで詰め寄りますが、反撃もここまで。
倉敷商も初戦とはうって変わって積極的な攻撃を見せましたが、常葉菊川もまた持ち味の豪打を爆発させての勝利となりました。常葉菊川はエース戸狩くんが故障で登板できなかったみたいなのですが、それでもこれだけやれるところがすごいです。
こうしてみると、この常葉菊川打線を完璧に押さえ込んだ福知山成美は…すごかったですよね…あれは事実上の決勝戦だと言われても納得です。


■●駒大岩見沢(北北海道)3 ― 15 智弁和歌山(和歌山)○


まあこの試合は私なぞがコメントするまでもなくすごい試合でしたよね…
とにかく、最初は駒大岩見沢が豪打の智弁和歌山を7回まできっちり押さえ、3-2でリードする展開で、それにも正直驚いていましたが、智弁和歌山の8回表の攻撃は…なんていうか、もう打線爆発なんて普通の表現では足りないくらいで、度肝を抜かれました…
1イニングに本塁打3本の固め打ち。一イニング3本塁打は大会新記録で、しかも今大会屈指のスラッガー坂口くんは1イニングに2打席続けての本塁打。これは前代未聞の記録だそうです。打って打って11得点。
まさに“開眼”。凄まじい攻撃でした…

それにしても、こうなるとさすがに駒大岩見沢が気の毒で…
ヒットやエラーで出塁…されても、普通その後の展開次第では防ぐ事もできるのに、とどめに本塁打を打たれては…なす術なしですよね。まあそういうものなので仕方ないんですが。
もっとも、せめて坂口くんの8回表2度目の打席は、敬遠したって誰も責めないだろうと思いましたが…勝負にいったということでしょう。それはそれで潔し!ということで。


他、広陵 ー 横浜…では、どちらかというと広陵らしくないエラーというか、若干自滅的な展開だったのが気になりました。横浜ももちろん元々強いところですが、いつもの広陵だったら押さえてたんじゃないか…と思うような場面もちらほら。負ける時、というのはそういうものなのかもしれませんけど。
昨年の決勝戦、9回表で3塁まで走って憤死した林くんが、またも似た状況で走って憤死していて、でも、こういうのはとっても広陵らしい、積極的な走塁だと思いましたよ。今年はこの林くんが主将としてみんなを引っ張ってきたんですね。感慨深いです…
昨年の決勝戦を戦った佐賀北の方は田中くんが主将を勤めていましたが、この田中くんも佐賀北のカラーを象徴するような選手でした。佐賀北も、敗れてやっと普通のスタートラインについた感がありましたが、広陵もまた、新しい気持ちで「宝物(全国制覇)」に挑戦できるのではないかな、と思いました。


さて、ちょっと大差つき過ぎ…とか、ホームラン多過ぎ…とか、細かい愚痴が当初多かった私ですが、さすがに2戦目以降はしまった試合も多く、面白くなってきました。
今年は気に入ったチームから次々敗退していくのでちょっと残念ですが、それでもレベルの高い試合ではキラリと光る好プレーが続出しますから見応え十分です。
今日・明日はベスト8が激突する準々決勝。さらに素晴らしい試合が続出しそうです。



■■ご感想を頂けると励みになりますv ぜひポチっと…vv

この記事(又はイラスト)は…→ なかなかよかったv / イマイチ…


|雑感 > 高校野球|comments (2)|-|

Comments

みっきー|2008/08/16 09:42 PM
またまたお邪魔しま〜す^^
今日(8/16)は、2試合とも2桁得点の打撃戦で、思わず負けてる側の気持ちになって「もぉやめて〜」って感じでした。ちょっと打ちすぎですヨ。−−;
暴投なんかも多かったような気がするし、口直しに去年の佐賀北の試合でも見直そうかと思ったくらいです。盛り上がるんだけど、緊迫感が・・ナイ。
おっしゃる鹿児島実‐宮崎商なんかは息詰まる投手戦で、見ごたえありましたよね。私もこの試合が今大会No.1ゲームだと思います!^O^
にしても、常葉の恐るべき底力よ・・。去年が感動的なドラマだっただけに、今年は私学の大味な展開の決勝になるんじゃ?と危惧してます。
ゆうづき|2008/08/17 07:29 PM
みっきーさん、コメントありがとうございますvv
この時点で準決勝終わってるんですが…はあもうみっきーさんのおっしゃるとおり、なんというか2回戦〜3回戦までの展開がむしろ懐かしくなるくらいな感じです…
いや、レベルはさすがに高くなってるんですよね。でも、なんというか…イマイチときめかないのはなんででしょう…

もっとも、こういう、HRもたくさん出て、強豪が強さを見せつける試合展開が好みの方もたくさんいらっしゃるとは思うのですよ。これもホントに好みの差なんでしょうね。
しかし…私もついつい負けてる方の気持ちになりがちなので、昨日今日の試合展開はホントに何とも言えない気持ちで見てしまいました(^_^;)う〜ん…

Categories
New Entries
Recent Comments
Archives