自民党復党問題…
同人サイトのブログでこういう話題もどうかとは思うのですが、一応…
「あっダメこういう話題ひいちゃう!」という方はどうぞここは読み飛ばしちゃって下さい…
とりあえず、私は世論の半数以上がそうであるように「復党反対」です。
小泉チルドレンVS造反議員の図式にはまったく興味はありません。そういう議員の、保身的な話と関係なく、ものの道理として「それおかしいんじゃないの?」と思う訳です。
特にすっきりしないのは「造反議員」の態度です。
郵政民営化法案に反対したからといって自分の身が危うくなることはないと思っていたから反対できたってことでしょうか。そういう思惑が透けて見えるから、造反議員の人たちにはあまり同情できないのです。
本当に信念をもって、この法案は問題があると思ったのなら、寧ろそこをきちんと訴え、世論の理解を勝ち取ってほしいものです。むしろ、国の将来を本気で憂うのであればそこまでやってほしかった。
確かに、民営化法案は、法案化される過程でだいぶん骨抜きになったところがあるようです。それは道路公団関係の法案も然りで、細かいところをみていけば郵政民営化反対派の言い分も全てがたんなる造反と片付けられるものではないとは思います。
でも。ならばこそ、自分自身の主張にもっと誇りをもって主張してもいいのではないか。ダメなものはダメなんだということと、よくするためにはこうすべきだという提案をセットで主張していくことで地道に立場を回復してほしかった。
今回のような復党の仕方では、郵政民営化に反対した時の動機の方を疑いたくなります。
そもそも、与党が提出する法案全て、問題があると「廃案」にするしかないというのも本当はおかしいと思うのです。
これは民主党をふくめ野党に対しても常々思うのですが、与党の提案をすべてこきおろして廃案にすれば自分の党のポイントになる、という発想をこそどうにかしてほしいです。
必要な法案ならば、党をこえて、案を出し合って補充するという形になぜできないのか。
そのための国会じゃないのか。
問題があるなら、与党も真剣に検討し、必要があれば他の党の提案も参考にして、その時点で一番ベターな形で「とおす」ことを与野党共に目指していくべきだと思うのです。
重要な法案ほど廃案廃案でなかなか成立しないというのももどかしいものです。
確かにこれは造反議員の人たちが個々に叫んでも難しいことかもしれません。
でも、逆にいえば、せめて今回「復党」で話題になった時くらい、そうしたことに言及してほしかった気がするのです。さらに復党の話を蹴り飛ばしてくれると非常にかっこよかった。いや無理だと思いますが。
一方党の方。
これも…要するに、
「小泉首相の頃のことは寧ろイレギュラーなこと。造反組の中には長年保守として地元の地盤の固い人もいるし、小泉首相が去った今、ここらでリセットして、小泉さんの影響力をあまり残さない方向で党内調整しておくか」
というのが本音じゃないんでしょうか。もっとも、こういうことを思っているのは安倍首相とかではなくて、もっと黒幕筋っぽいですが。大体復党容認の動きそのものが小泉時代の否定っぽい。それを小泉政権退陣後早々にやるというのがまたこれみよがしっぽい。一国民として、小泉政権を支持した民意はどうなるんだと拗ねたくもなります。
また、結局党内が復党容認に傾いたことについて、某評論家は「小泉元首相も最終的には容認した。刺客候補を放ち、小泉チルドレンと呼ばれる議員の仕掛け人としては無責任だ」みたいな論調で小泉元首相を批判していましたが、私からするとこの評論家って本気でこう思っているのか、ここらで小泉さんを叩いておこうと思っているだけじゃないのかとつい疑ってしまいます。
もともと小泉さんは総理大臣の人事権と解散権を武器に、強力なトップダウン式の手腕を振るい、反対勢力を排除して政策実現を図ってきた訳です。彼が総理大臣として党内の議員に何を求めてきたかを考えれば、今、既に「過去の人」である自分が何をすべきか、すべきでないか、小泉さんはよくわかって行動していると思います。
というか、マスコミを利用するとか、劇場型政治とか、色々いわれていますが、本質的に小泉さんは、政治家として本来あるべき意味で誠実だったし、だからこそその発言は的を射ていてわかりやすかったと思うんですよね。
一方、今回の復党騒ぎにおいては、自民党側も復党する側も、国民に対して誠実であるとはとても思えません。
「造反議員の復党に関しては慎重に」とコメントしたのは小泉さんでしたが、これも、世論の動向を正確に捉えているからこそ、自民党のために提言したのではないかと思えるほどです。実際、先の発言を受けて浮き立った小泉チルドレンに対しては、「政治家は使い捨てで当然」と釘をさしていますが、造反議員の復党と小泉チルドレンの立場の保全は、本来連動しない(県連レベルでは確かに影響はありますが、そんなことは大局からすれば些末)という考え方だと思います。
この件に関して、安倍首相の立場や考えがほとんど示されないまま終局を迎えたことも気になります。
せっかくの若い首相でもあるし、じっくり成果を上げていって欲しいと思っていますが、若いだけにお歴々からの圧力も相当なのでしょうか。
「あっダメこういう話題ひいちゃう!」という方はどうぞここは読み飛ばしちゃって下さい…
とりあえず、私は世論の半数以上がそうであるように「復党反対」です。
小泉チルドレンVS造反議員の図式にはまったく興味はありません。そういう議員の、保身的な話と関係なく、ものの道理として「それおかしいんじゃないの?」と思う訳です。
特にすっきりしないのは「造反議員」の態度です。
郵政民営化法案に反対したからといって自分の身が危うくなることはないと思っていたから反対できたってことでしょうか。そういう思惑が透けて見えるから、造反議員の人たちにはあまり同情できないのです。
本当に信念をもって、この法案は問題があると思ったのなら、寧ろそこをきちんと訴え、世論の理解を勝ち取ってほしいものです。むしろ、国の将来を本気で憂うのであればそこまでやってほしかった。
確かに、民営化法案は、法案化される過程でだいぶん骨抜きになったところがあるようです。それは道路公団関係の法案も然りで、細かいところをみていけば郵政民営化反対派の言い分も全てがたんなる造反と片付けられるものではないとは思います。
でも。ならばこそ、自分自身の主張にもっと誇りをもって主張してもいいのではないか。ダメなものはダメなんだということと、よくするためにはこうすべきだという提案をセットで主張していくことで地道に立場を回復してほしかった。
今回のような復党の仕方では、郵政民営化に反対した時の動機の方を疑いたくなります。
そもそも、与党が提出する法案全て、問題があると「廃案」にするしかないというのも本当はおかしいと思うのです。
これは民主党をふくめ野党に対しても常々思うのですが、与党の提案をすべてこきおろして廃案にすれば自分の党のポイントになる、という発想をこそどうにかしてほしいです。
必要な法案ならば、党をこえて、案を出し合って補充するという形になぜできないのか。
そのための国会じゃないのか。
問題があるなら、与党も真剣に検討し、必要があれば他の党の提案も参考にして、その時点で一番ベターな形で「とおす」ことを与野党共に目指していくべきだと思うのです。
重要な法案ほど廃案廃案でなかなか成立しないというのももどかしいものです。
確かにこれは造反議員の人たちが個々に叫んでも難しいことかもしれません。
でも、逆にいえば、せめて今回「復党」で話題になった時くらい、そうしたことに言及してほしかった気がするのです。さらに復党の話を蹴り飛ばしてくれると非常にかっこよかった。いや無理だと思いますが。
一方党の方。
これも…要するに、
「小泉首相の頃のことは寧ろイレギュラーなこと。造反組の中には長年保守として地元の地盤の固い人もいるし、小泉首相が去った今、ここらでリセットして、小泉さんの影響力をあまり残さない方向で党内調整しておくか」
というのが本音じゃないんでしょうか。もっとも、こういうことを思っているのは安倍首相とかではなくて、もっと黒幕筋っぽいですが。大体復党容認の動きそのものが小泉時代の否定っぽい。それを小泉政権退陣後早々にやるというのがまたこれみよがしっぽい。一国民として、小泉政権を支持した民意はどうなるんだと拗ねたくもなります。
また、結局党内が復党容認に傾いたことについて、某評論家は「小泉元首相も最終的には容認した。刺客候補を放ち、小泉チルドレンと呼ばれる議員の仕掛け人としては無責任だ」みたいな論調で小泉元首相を批判していましたが、私からするとこの評論家って本気でこう思っているのか、ここらで小泉さんを叩いておこうと思っているだけじゃないのかとつい疑ってしまいます。
もともと小泉さんは総理大臣の人事権と解散権を武器に、強力なトップダウン式の手腕を振るい、反対勢力を排除して政策実現を図ってきた訳です。彼が総理大臣として党内の議員に何を求めてきたかを考えれば、今、既に「過去の人」である自分が何をすべきか、すべきでないか、小泉さんはよくわかって行動していると思います。
というか、マスコミを利用するとか、劇場型政治とか、色々いわれていますが、本質的に小泉さんは、政治家として本来あるべき意味で誠実だったし、だからこそその発言は的を射ていてわかりやすかったと思うんですよね。
一方、今回の復党騒ぎにおいては、自民党側も復党する側も、国民に対して誠実であるとはとても思えません。
「造反議員の復党に関しては慎重に」とコメントしたのは小泉さんでしたが、これも、世論の動向を正確に捉えているからこそ、自民党のために提言したのではないかと思えるほどです。実際、先の発言を受けて浮き立った小泉チルドレンに対しては、「政治家は使い捨てで当然」と釘をさしていますが、造反議員の復党と小泉チルドレンの立場の保全は、本来連動しない(県連レベルでは確かに影響はありますが、そんなことは大局からすれば些末)という考え方だと思います。
この件に関して、安倍首相の立場や考えがほとんど示されないまま終局を迎えたことも気になります。
せっかくの若い首相でもあるし、じっくり成果を上げていって欲しいと思っていますが、若いだけにお歴々からの圧力も相当なのでしょうか。
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